FP合格率&難易度のウソ、ホント

税理士試験は、実務的なものと理論的なもの両方が求められるので、なかなか最終合格にまで到達できない難易度が高い資格になっています。しかし、出題範囲が広くなく、1科目ずつ合格して行けば良い試験形式なので、税理士試験はFP試験より取っつきやすい試験と言えるでしょう。

FPと税理士、勉強方法の方向性の違い



税理士は「一番身近な税務の専門家」(参考URL:日本税理士会連合会)なので、税計算という実務的なものを学びますが、一方で簿記論・財務諸表論といった理論的なものまで求められるので、理論的・実務的両方が要求される難易度が高い試験になっています。

簿記論・財務諸表論・所得税法・法人税法・相続税法・消費税法・酒税法・国税徴収法・住民税・事業税・固定資産税の11科目から既定の5科目を選択するので、FPより範囲は狭くなっています。

FPと税理士、テキストの違い



税理士試験でまず必要になるテキストは「財務会計講義」(464ページ中央経済社)・「新版 会計法規集」(1416ページ中央経済社)の2つ。これで1科目なのですから、テキストの量は税理士試験が圧倒しています。

FPではタックスプランニングで税務を扱いますが、「交際費等から除かれる費用には、以下のようなものがある」(『FP技能士検定試験2級集中レッスン』田中進一監修:成美堂出版)という記述の後に具体例が掲載されています。

税理士のテキストでは「次のような費用は、(1)の交際費等から除かれる(措法61の4④前段かっこ書・⑥、措令37の5)」(『税理士試験法人税法の要点整理』渡辺淑夫著:中央経済社)と記載されており、租税特別措置法の条文を読まなければならなくなっています。法律を扱う分、税理士試験の内容の方が難易度が高いのです。

FPと税理士、試験形式の違い



FP2級試験 税理士試験
試験時間 学科120分 実技90分 5科目各2時間(3日間)
解答形式 4択・記述 記述式
合格点 60問中36問 60%
記述式試験の有無 有(実技は記述式試験)
個別合格の可否
合格率 学科25%程度 実技3~5割 1科目10%強

税理士試験は記述式試験で難易度の高い試験形式になっています。しかし、1科目ずつ合格すれば良い試験なので、税理士試験は集中して学習したい人には易しく感じるでしょう。1日3科目ずつ3日に分けて実施されるので、複数の科目を受験する場合でも日程に余裕があります。



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