中小企業診断士より難しい?

FP合格率&難易度のウソ、ホント

中小企業診断士は、テキストの分量が多く、試験時間も長くなっていますが、1次試験だけなら合格率が2割ほどあって個別合格も可能なので、学科・実技を合わせれば1割程度になってしまうFP2級試験の難易度の方が高く感じます。

FPと中小企業診断士、勉強方法の方向性の違い

中小企業診断士は、「専門的知識の活用とともに、企業と行政、企業と金融機関等のパイプ役、中小企業への施策の適切な活用支援まで、幅広い活動に対応できるような知識や能力が求められて」(参考URL:一般社団法人中小企業診断協会)いるので、実践的な勉強方法が中心になりますが、理論的なものもおさえる勉強方法が必要になります。

中小企業診断士1次試験の出題範囲は、

  • 経済学・経済政策
  • 財務・会計
  • 企業経営理論
  • 運営管理
  • 経営法務
  • 経営情報システム
  • 中小企業経営・中小企業政策

の7分野になります。同じ7分野ですが、経済に偏りがある分FPよりも若干出題範囲が狭いと言えます。
2次試験もあるので、1次2次にうまく振り分ける勉強方法を採る必要があります。

FPと中小企業診断士、テキストの違い

中小企業診断士のテキスト

中小企業診断士 最速合格のための スピードテキスト
(1) 企業経営理論 2017年度
TAC中小企業診断士講座著 TAC出版 388ページ
中小企業診断士 最速合格のための スピードテキスト
(2) 財務・会計2017年度
TAC中小企業診断士講座著 TAC出版 432ページ
中小企業診断士 最速合格のための スピードテキスト
(3) 運営管理 2017年度
TAC中小企業診断士講座著 TAC出版 364ページ

上記表には3冊掲載しましたが、7まで必要になります。
3まででFPの倍の分量になるので、量の面で中小企業診断士試験はFP2級試験を圧倒しています。

FPのテキストでは相続の単純承認について「被相続人の権利義務を無条件・無制限に承継すること。」(『FP技能士検定試験2級集中レッスン』田中進一監修:成美堂出版)と説明されています。中小企業診断士のテキストでは同じ相続について、「被相続人の権利義務を無制限に承継する単純承認」(『中小企業診断士最速合格のためのスピードテキスト(5)経営法務』)と記述されていて、テキストの内容の難易度的にはほとんど差がないことになります

FPと中小企業診断士、試験形式の違い

FP2級試験 中小企業診断士1次試験
試験時間 学科120分 実技90分 7科目510分(2日間)
解答形式 4択・記述 4・5択
合格点 60問中36問 60%(足切りあり)
記述式試験の有無 有(実技は記述式試験)
個別合格の可否
合格率 学科25%程度 実技3~5割 2割程度

中小企業診断士1次試験は、2日にわたる長時間の試験で、さらに論述・口述試験もある2次試験が控えていることを考えると、非常に難易度の高い試験形式になっています。

しかし、個別合格が可能で、1次試験はマークだけということを考えれば、2割の合格率はFP2級試験より高めと言うことができます。